産後いちばんキツかったのは腱鞘炎
産後は体の不調が続きますよね。
腰痛・会陰切開の傷の痛み・後陣痛・慣れない授乳による痛み…
そんな中私が1番キツかったのは、産後2ヶ月くらいに患った
腱鞘炎です。しかも利き手の(泣)
何がキツいかって
まずは精神面
当時の私
赤ちゃんと過ごす生活も2ヶ月経ってだいぶ慣れてきたな。
オムツ替えも着替えも授乳もだんだんコツを掴んできたかも。
なんだか自信がついてきた…!
そんなタイミングで親指の付け根が強烈に痛くなりました。親指を動かすだけで激痛です。
ようやくコツを掴んで上手くできるようになってきたことが、急に思い通りにできなくなってしまいました。
子はまだ抱っこ抱っこの時期。しかし抱っこしてあげたくても手首の痛みを思い出し、これまでのようにすぐにしてあげられない。オムツ替えも激痛です。
夫は仕事で家にいないため全部自分でやるしかない。
一気に不安が押し寄せて「子どもに泣かないでくれと思ってしまう。このままでは育児が嫌になってしまいそうで怖い」と夫に泣き縋ったのを覚えています。
日常生活こんなことも痛い
一番困ったのはトイレです。普段は全く意識しませんが、ズボンを下ろすときも上げる時も親指を開いて力を入れます。この動作がピキッと痛くて…しかも1日に何回も行きますから、毎回苦痛でした。少しでも負担を減らすために、ウエストがゴムのズボンを履いて手の甲を使って上げ下ろししていました。
そしてシャンプーをするときの動作も、手を広げて親指は首の付け根にくるかと思いますがこれが痛いのです。シャワーを持つのも親指の力が必要ですから反対の手で持っていました。同じくドライヤーも。
お箸を持つこと・字を書くことも言うまでもありません。
産後に腱鞘炎で悩むお母さんは多いらしい
毎日辛くて辛くて、どれくらいで治るのかとネットで調べまくっていました。
そうしたら私と同じように産後2~3ヶ月くらいで腱鞘炎になってしまったという声が多くて、皆頑張っているんだ…と同志のように感じました。
どうやら女性ホルモンが一気に減少することが一つの要因で、炎症を起こしやすくなってしまう時期だそうです。
しかもこの時期って赤ちゃんの体重が急激に増えていく時期ですよね。実際うちの子は産まれた時の体重の倍近くまで増えていました。日々少しずつ増えていくので、思っているよりも手首に負担をかけてしまっているんですね。
どうやって乗り切ったか
まずは安静に
2~3日は特に何も対処せず、ただただなるべく動かさないようにしていました。
次に病院
しかし全然回復の兆しがないので、整形外科へ行って鎮痛剤入りの湿布をもらいました。痛みが和らぐ注射もあるとのことでしたが、授乳中だったのでできませんでした。
そういえば…「辛かったら注射打とうか」「授乳中でも大丈夫ですか?」「そっかじゃあ辞めた方がいいね」というやり取りをしたのですが、授乳中であることは問診票にしっかり書いていたんですよね。私が聞かなかったら打たれてただろうなと、何のための問診票だとかなりモヤりました。皆様もお気をつけて。
テーピングも有効
湿布の上からは、親指がなるべく動かないようにテーピングをしていました。だたあまり固定しすぎてしまうと逆に痛いので、こちらのSTEP4・ 5を参考に柔らかいテープを巻きました。ふとした時にうっかり曲げてしまうと痛いので、固定していると安心感があります。
指 : 親指を伸ばすと痛い時(基本編) | テーピング 巻き方 | バトルウィン™
家事育児は最低限
朝の着替え&オムツ替えは出勤前の夫にお願いしていました。
沐浴も夫が早く帰ってこられる時だけにして、娘には申し訳ないですが私一人の時は温めたタオルで拭くだけにしていました。
掃除は左手でクイックルワイパーを軽くかけるだけ。
お皿はなるべく汚さないようにワンプレートにまとめる。
買い物はネットスーパーを活用。
早く治すには動かさないことが一番だそうなので、楽できるところはどんどん楽しました。
どれくらいの期間で治ったか
3週間ほどで、痛みはまだありますがテーピングなしでも生活ができるようになりました。
2ヶ月ほどで、多少痛みはあり親指に気を使うものの、普段のように生活できるようになりました。
3〜4ヶ月くらいでは、痛みはほぼないけれどたまに腱がコキコキ鳴るような違和感があり、そういう時には手首を回したり動かしてほぐしていました。
そして半年も経てば全く気にならなくなりました。
腱鞘炎防止のためにこれをオススメしたい!
ここまで読んでくださったプレママさんたちは、「絶対こんなことになりたくない」と感じたかと思います。
そんな皆様におすすめしたいのが ヒップシート です!
私は娘が5ヶ月くらいの時に購入したのですが、
「これ最初から使っていれば腱鞘炎にならなかったんじゃないかな〜」と何度も思いました。
購入した理由は、家での長時間抱っこがキツかったからです。
抱っこ紐も持っていたんですけど、装着が結構大変で家の中で使う気にはあまりなれなかったんですよね。
その点ヒップシートはウエストにベルトを巻き付けるだけなので装着が簡単です。
つけっぱなしでも気にならないので1日ずっとつけてたなんてこともあります。
実際に私が使っているのはDaG1というこちらの商品です。
新生児期の横向き抱っこから使えますので、体重がぐんぐん増える時期にも手首の負担を軽減させることができるかと思います!
腱鞘炎で悩むお母さんが一人でも減りますように🙏